ランカウイ島の朝は遅い。お店が開くのも遅いけど、何より太陽が昇ってくる時間が遅いのです。季節によっても違うけど、日の出の時間は7時過ぎです。
ランカウイ島最終日は6時半にはホテルを出て空港に向かいましたが、辺りはまだ暗く、お店もほとんどが閉まっていました。そんな中、ロティチャナイのお店が開いていたのでを見つけたので、運よく朝ごはんが食べられました。
ロティチャナイって?
ロティチャナイ(Roti Canai)はインド系のローカルフードです。マレーシア語で
ロティ(Roti)=パン
チャナイ(Canai)=投げる
という意味。パンを投げる?と不思議に思いますが、作り方を見ると納得。
7歳のカメラマンがロティチャナイの作り方を撮影してお伝えします。
小麦粉の生地を伸ばします。その後は…
クルリッと投げる(Canai!)
投げながら生地を均等に薄く薄くのばしていきます。
くるりくるりっ
お見事!まさに職人技です。
均一に薄く伸びた生地の間に空気を含ませるように優しく折りたたみ、鉄板で焼き上げます。
出来上がり!パリッとしているのに、中は空気がはいっているのでふわり。
食べ方
食べ方は至って簡単。
ロティをちぎって…
カレーソースにちょんちょん、とつけて…
食べる!
子どもでも食べられる辛くないカレーソース。2歳の長女はバナナ入りのロティチャナイを頼んでそのまま何もつけずに食べていました。
ROTI BIASA(プレーン)
ROTI TELUR(卵)
ROTI SARDIN(イワシ)
ROTI BAWANG(玉ねぎ)
ROTI MILO(ミロ)
ROTI TISU(ティッシュの様に薄くてパリパリ・砂糖をまぶしてある)
ROTI TAMPAL(目玉焼きのせ)
ROTI PLANTA(砂糖・マーガリン)
ROTI JANTAN(たっぷり卵?)
ROTI PISANG(バナナ)
お店によって色んな種類があります。マレーシアの人の朝ごはんとして、時には小腹の空いた時のおやつとして人気があります。
甘い紅茶、テタレ
ロティチャナイを食べる時には欠かせないのが、あまーい紅茶、テタレ(Teh Tarik)。マレーシア語で…
テ(Teh)=紅茶
タレ(Tarik)=引く
紅茶を引く??こちらも淹れ方を見れば意味が分かります。
コンデンスミルクをたっぷり入れたグラスに熱々のお湯で紅茶を濃いめにいれます。
紅茶をカップからカップに移し替えます。
また移し替えます。何回も移し替え、段々とその距離を広げていきます。
紅茶を上に引き上げる感じです。
こうすることによって紅茶の中にほどよく空気が混ざり、舌触りと味がまろやかになるそうです。
プクプクの泡が上にのった甘い紅茶、テタレ。ロティチャナイとの相性抜群です。
Roti biasa x 2
Roti pisang x 1
Milo x 1
Teh tarik x 2
合計Rm10(約280円)でした。
残念ながらこのお店の場所は忘れてしまったのですが…(ホリディヴィラ ランカウイから空港に行くまでの途中に見つけました)。ランカウイにはあちこちにロティチャナイのお店があるので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。