私事ですが、昨年の12月に約1年半滞在したランカウイ島を離れることになりました。
「ランカウイ在住」ではなくなりましたが、これからも変わらず「ランカウイ好き」としてランカウイ島の紹介をしていきたいと思っていますので、引き続きどうぞよろしくお願いします。
ランカウイを離れる1カ月くらい前から思い出作りと言わんばかりに遊び歩いていたので、紹介したい記事もたくさんたまっています。
それを今後はマイペースに更新していきますね。
ランカウイを離れる日程が決まった時に、地元の友人から「マスリ王女のお墓に挨拶していった方がいいよ」と言われたので、家族みんなで行ってきました。
伝説の島、ランカウイ
ランカウイ島は「伝説の島」と言われるくらい、小さな島内には数々の伝説、言い伝えが残っています。
その中の1つに「マスリ王女の呪い」と言うものがあります。
マスリ王女の呪い
約200年前のお話し。
ランカウイの王子の元に嫁いだマスリはとても美しく、みんなから愛される王女であった。
王子が戦争の為ランカウイを離れている間に訪れた旅人に親切にしたマスリ王女。
常日頃から、みんなに愛されるマスリ王女を悪く思っていた王妃(マスリのお姑さん)は、マスリとその旅人が不倫関係にあると、あらぬ噂を吹聴してしまう。
それを信じ怒った王様はなんとその旅人とマスリ王女を処刑することにした。
その処刑の際、
「私が潔白であれば白い血が流れるであろう。
そして7代に渡りランカウイは呪われるであろう。」
と言い残したマスリ王女。
果たしてクリス(剣)でつかれたその胸からは白い血が流れでた。
その後ランカウイは天災が続き、島民はマスリの呪いだと恐れおののいた。
ビーチの砂が白いランカウイの一部で突然、砂が黒くなったとも言われている。
マスリ王女の子孫は現在はタイに住んでいて、8代目も誕生し現在ではこの呪いは解けたと言われている。
そしてちょうどその頃からランカウイ島の観光開発が積極的に行われるようになったのは
偶然か、それともやはりこの伝説を信じているが故だったのであろうか…?
マスリ王女の墓
そんな悲劇のマスリ王女のお墓ですが、受付はランカウイお得意のネオンでピカピカ光り、マレーシアの観光客の方でワイワイと賑やかな雰囲気でした。
入園料は大人Rm10(約270円)。(2016年当時)
実際のマスリ王女の子孫の方たちの写真。
綺麗ですね。
現在はタイに住んでいらっしゃるようです。
入場すると展示されているものがありますが、説明は何にも書いてません。
時間によってはガムラン演奏がお出迎えしてくれることもあるようです。
建物内には他にもマスリ王女の悲劇のストーリーが人形展示してあります。
建物をでると周りを田園に囲まれ、お墓といえどのんびり和やかな雰囲気です。
こちらがマスリ王女のお墓です。
これまで無事に過ごしてこれたことのお礼をしてきました。
こちらの井戸はマスリ王女も使用していたもので、この井戸水で顔を洗うと美と若返りをもたらすと言われています。
バシャバシャ洗っている方もいましたよ。
園内には昔ながらのマレーの高床式のお家の展示があります。
マレーシア人の観光客の方がその前で記念撮影をしている姿を見ると、もう高床式はマレーシアの中でも珍しい、昔のものなんでしょうね。ちょっと寂しいなぁ~~。
ひっそりとある古代のお墓
マスリ王女にご挨拶したあと、そういえば古代の本物のお墓があるんだよね、という事で探しにいきました。
古い記憶を頼りにウルメラカの民家の間にひっそりと佇むお墓にたどり着きました。
1975年に発見された女性のお墓だそうです。
いつの時代のものなのかは書いてありませんでした。
お隣の国、インドネシアのアチェスタイルのお墓だそうです。
アチェとランカウイはすぐ近く。
アチェに住んでいる方の祖先がきっと昔はランカウイに住んでいたんでしょうね。
人が勝手に作った国境。
その昔、人々は国境など関係なく自由に行き来していたのでしょうか。
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